
ビーズ・とんぼ玉
〜旅するビーズ〜
紐を通す穴があいただけの小さな玉、ビーズ。
遥かな時を旅し現代まで、人々の心をとらえ惑わせる。
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ビーズの語源は「祈り」
ビーズ(bead)の原語は中世英語のbedで、
祈りを意味し祈祷の回数をロザリオの玉で数えることに由来する。
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ビーズの素材
めのう、ラピスラズリ、トルコ石、翡翠、琥珀、水晶など
宝石や貴石、木の実や竹などの植物、骨、貝殻、真珠、
金銀、ガラス等。これらは単に美しいだけでなく
願いを込めれば吉祥や長寿、魔よけなどの
効用が信じられるものでなければならなかった。
世界で最も古いビーズはアフリカで発見された、
ダチョウの卵の殻で作られたものという。
色ガラスのビーズは紀元前16世紀の古代バビロニアや
紀元前15世紀、新王国時代のエジプトで盛んに製造された。
モザイクや人面玉などが人気をよんだ。
世界各地で作られ、出土している目玉模様の色ガラス玉は
とんぼ玉と呼ばれ親しまれた。
15世紀〜17世紀
地中海貿易が活発になり、ベニスの商人が活躍する。
17世紀頃になるとヨーロッパによる植民地時代が始まり、
ガラスビーズは、いわば通貨として
アフリカ、そして東南アジアを経て
台湾にはオランダ人によって大量のビーズがもたらされた。
台湾のパイワン族の酋長の証となったのは、
なんとイタリアからはるばる運ばれたベネチアビーズだった。
参考文献:季刊「銀花」第130号より抜粋
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